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新たな展開に向けて

先人の尽力に感謝しつつ

阿部猛郎




 松戸5団が創立40周年を迎えることができた喜びを、皆様とともに分かち合える幸せを深く感じています。

 ひと口に40年とはいいますが、思い返すと、常に順風に恵まれて来たたわけではありません。いくたびか嵐が押し寄せるたびに、そのときどきの育成会員、指導者、スカウトが手を携え合って各おのの役割を果たしてきた結果あっての現在であることを思うとき、万感こもごも到ります。

 思い起こせば、発団翌年の1977年、小根本公園近くに、キャンプやミニサッカーもできるほど恵まれた敷地に、初のスカウトハウスが建設されました。しかし6年後の1983年、竹ヶ花(旧水戸街道沿い)にハウスを移転移築し、さらに1991年、松戸神社そばの民家(当時の大塚団委員長の持ち家)に居を移し、さらに1993年に古ヶ崎に現在のハウスを築きました。その間に、野営場も河原塚の工場跡地に求め、さらに河原塚古墳跡に移りました。これらのスカウトハウスや野営場及び小屋の建設、草刈りなどの環境整備には育成会員が総出で汗を流し、多くの有志から資金提供をいただきました。作業で汗と泥にまみれた顔、成し遂げたときの歓喜の表情が、涙が出るほど懐かしくも鮮明に思い出されます。

団の力、ボーイスカウト運動の源

 何はおいてもスカウトのために、と尽力されたすべての方々のご苦労の積み重ねによって現在があることを思うとき、私たちもまた松戸5団の「歴史のひとコマ」であらねばならないと強く思います。「スカウト数の減少」「青少年育成に対する関心度の希薄化」が謂われている昨今、私たちに求められていることは、ボーイスカウト運動の理念に悖ることがない限り、一人ひとりが「利己」を制して積極・献身的に団に関わることではないでしょうか。すなわち、「誰が偉い、誰の責任だ、誰だれに任せたのに」ではなく、私たち全員が団の運営、活動内容やその方法などについて、自分の子弟の属する部門あるいは役務を超えて関心を持ち、積極的に意見を述べ、協力することであります。こうした個々人の力の「総和」こそが本当の「団の力」、即ちボーイスカウト運動の源であろうと考えます。

創立50周年に向けて

 松戸5団はもう既に40年を経て2年目に踏み出そうとしています。創立50周年という次の新たな節目に想いを馳せ、スカウトの未来のために一丸となって着実に歩みを進めていこうではありませんか。



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